水道水

水道水ができるまで

蛇口をひねれば水が出てくる生活を、私たちはしていますが、この水道水はどのようにして私たちの家庭に届けられているのでしょうか?
河川や井戸などから取り入れた水を浄水処理することによって、各水道局では水道水を作っているのですが、どのようにして浄水処理を行っているのでしょうか?

水道水の大元になるものは、河川などから取り入れられる「原水」とよばれる水です。
各水道局にもよるようですが、いくつかの水源を利用しているようです。

最も利用されるものは「表流水」とよばれる河川の地表上を流れる水。
水量として最も安定しているもので、湖やダムなどを利用して取水(しゅすい)されます。
欠点としては季節により水量や水温の変化、さらに大雨による濁りなどが起こりやすいということです。

「伏流水」とよばれる水は、表流水の下、河川のそこに形成されている砂利層の内部を流れる水のことを言います。
砂利によってろ過されている水は、表流水に比べ不純物が少なく良質な水です。
比較的安定した取水量が期待できる水です。
「地下水」地表面の下を流れる水です。

上記の表流水や伏流水に比べて水質などは安定している良質な水ではあるものの、土壌から溶け出した成分によってミネラル分などが高くなる場合があります。
さらに過剰取水してしまうと地盤沈下などが起こってしまうだけでなく、もし汚染されてしまった場合、回復は非常に困難になります。

さて、これらによって取水された原水は、まずプールなどにためて、砂などの不純物を沈殿させます。
その後ろ過処理を行い、さらに細かい不純物を取り除きます。

このようにしてきれいにした水を、各家庭に安全に運ぶ為に、塩素で消毒します。
この水を給水所へ送り、圧力をかけて各家庭まで配水管を通っていきます。
配水管より給水管を通って、各家庭の蛇口から水が出てくるのです。

しかし、安全に運ぶ為に利用する塩素が、水道の味を損ねている原因ともいえます。
塩素と細菌が反応したものがカルキ臭となってしまうのです。
カルキ臭が強いということは、それだけ水源の汚染がひどいと言うことも言えます。

塩素と水中の有機物の反応によってトリハロメタンというものが作られてしまいますが、それを大量摂取すると中枢機能低下や、腎臓障害などを引き起こす原因になってしまうといわれています。
しかし、水道水の中には細菌はいる為、塩素を使わないわけにはいかないのです。
その塩素の使用量を減らす為には、まず水源を綺麗にする事で、細菌の量を減らすしか方法がないのです。

そのことからも、安全で美味しい水道水を飲む為には、環境を大切にし、水源をきれいにすることの大切さが分かると思います。
こちらのサイトでは水道水の成分について詳しく解説しています。ご覧になってみてください。